うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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灰色猫
抜け道の先で出会った楽園はとてもきれいな廃墟だったの
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灰色猫
誰にでも愛してくれる人がいる例えこの世を去った人でも
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灰色猫
夢想家と君は呼ぶかもしれないね世界平和は戯言だよと
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灰色猫
朝靄の冬の水辺の白鷺は凍てつきながら山水となる
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赤石仙人
庭先に蕾み膨らむ紀州梅今年はその實幾つ結ばん
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赤石仙人
玄關に紅葉の若木植ゑ替へて思ひ浮かべる秋の賑はひ
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詠み人知らず
常連の 客に挨拶 看板犬 天に舞っては 星を眺める
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うすべに
ささめ雪 京の町にはよく似合う 花散る春のまぼろし遠く
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ＫＥＮ
拆釧 神の五十鈴音 降り渡り 川面風花 出陽の色
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灰色猫
なぜ空があるだけなのに天国や地獄を信じ生きるのだろう
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灰色猫
神様を認めあえたら戦争も優劣もない愛があるだけ
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橘
氷などいつから見ぬか薄氷も張るを目にせぬ暖冬の日々
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葛城
立ち出でて見れば夜明けに降る雨に手水の心地か草の葉の光る
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詠み人知らず
首輪した まだら色した 猫がいる誰が置いたか カラの茶碗
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滝川昌之
寒暖は牛の歩みに入れ替わる名のみの春と名のれぬ冬と
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詠み人知らず
天高く 竜が登りし 冬の空 太陽目指し 雲を蹴散らす
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音弥
凍て滝は徐々に溶かされ爆水の逆巻く様に雪崩落ちるか
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詠み人知らず
目が悪く 銀世界に 色を見る 鉛筆片手に 自分の世界
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河のほとり
梅が枝の白きを雪にまがへてもかをる香にこそ花と知らるれ
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うすべに
掻き曇り梅に時雨の残照に 甍はしずむ鴟尾がきらめく
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