うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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水ノ衣
祖母宅は実の生る木々が多く有り手入れもされて心地よき場所
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りゅう たいせい
風鈴も鳴らぬような夏の日に天ぷら揚げる君は強者
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みなま
跳ね上げる音に雨降る朝を知りしっとり馴染む猫に餌をやる
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詠み人知らず
中之島、浮浪の醜女も父母に 祝福されて生まれたろうに
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水ノ衣
誕生日親に何を贈るかと毎年迷い妻に丸投げ
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水ノ衣
盆休み計画立てをしてみれど予定は常に未定であるよ
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へし切
子は巣立ちそれぞれの道歩みゆく嬉しくもあり淋しくもあり
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コロンパパ
出張の衣類や道具詰め込んだ 抱えて重たし 猫入りカバン
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コロンパパ
愛情も 与える人は増えていき 望むだけでは 減るばかりなり
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詠み人知らず
死にそうなくらい咳き込む母の背を一歩後ろで見下ろす私
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cherry
家族って近くて遠い満月かしらふとしたときにその距離おもう
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cherry
帰省の波に子供の手を引き漂うとゆくもかえるも千年かわらず
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ふきのとう
店先の光るサンダルは大人びて孫の好みと立ち止まり見る
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ふきのとう
みどり兒をひざに乘せればむせかへる髮のにほいは昭和にもどりぬ
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cherry
一年ぶり十日も一緒に過ごす日々ただうれしさでないところ微妙に苦笑
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cherry
窓の外出迎えの顔笑ってる三人の冒険ひとまずゴール
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美津村
夜半過ぎの地震に目覺めて起きゆきし妻が厨に水を飮む音
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美津村
胎動のあるをしきりに云ひをりし妻がはやくも寢息たてをり
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詠み人知らず
もちもちの吾子のほっぺを叩いたら こちらが泣けるお仕置きになり
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みなま
台風一過まだ薄日さす遊歩道待ちかねたキミの巻き尾が弾む
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