うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
|
|
-
へし切
久方に厨に立てば手に慣らす包丁きらり切り身をさばく
9
もっと見る
-
灰色猫
不可能を可能にしたら不可能が立ちはだかって久しぶり母さん
3
もっと見る
-
海野 冬雪
「何かあれば呼んで下さい」医師は退室 とても静かにドアを閉め
2
もっと見る
-
海野 冬雪
延命の措置に苦悶の声をあげ、それが最後の肉声になり
2
もっと見る
-
ガビー
泥濘の僕の三十路に現れた 福寿草だね君という花
4
もっと見る
-
Chico
毀れむとする はは 暫し抱き留めし 吾が腕へとさくらしべふる
9
もっと見る
-
海野 冬雪
生きようとするは伯父か細胞か 点滅するハートマークは何を知る
4
もっと見る
-
海野 冬雪
少年期、殉死を告げて８０年 医師は告ぐ「生きようとしています」
2
もっと見る
-
びわ
新しい服を手に提げこれどうか家内私に服贈り物
4
もっと見る
-
つばす
満開の桜の元で写真撮る ランドセル背負う１年生
4
もっと見る
-
さかいさかい
夕暮れに十九センチの靴並び少女らの中で我が猫は眠る
2
もっと見る
-
ブー太郎
一欠片の蜜柑ちぎりし口運ぶ 触れた唇ドキリと熱き
2
もっと見る
-
ブー太郎
眠りゆく君を見とどけ肌触れつ一日終わる 満ちる三日月
7
もっと見る
-
海野 冬雪
電話鳴る 眠り破られ母と行く、とても暗い高速道路を
2
もっと見る
-
桜田 武
糞尿の処理疲れるが愛猫の鳴き声と顔に疲れ吹っ飛ぶ
3
もっと見る
-
海野 冬雪
預けてた伯父が急変、入院す 返事もなくて灰のいろに近づく
1
もっと見る
-
さかいさかい
遠き日の頸環未だにあたたかく直徑三センチ萠黄のみづたま
0
もっと見る
-
茶色
車窓から眺める花に亡き父と散歩した場所思い浮かべて
4
もっと見る
-
たく
万葉の 幾重に伸びて 輝くも 人も少なし 野辺の送りは
2
もっと見る
-
さかいさかい
荼毘控へ抱ゐて陽を浴びた狹き庭四十九日控へ蒲公英が咲く
2
もっと見る
