うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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秋日好
Ｔシャツの背中に恕の字を書き抜いて贈ってくれた書道家の伯父
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詠み人知らず
遣られたと自棄に逃げてはいけません きみは一矢を 報いたのです
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詠み人知らず
なんでこう涙に脆くなったのか 思い出すのは 泣き虫の父
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詠み人知らず
母さんのちいさな肩先あたためる光りの色でストールを編む
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五穀米
ツイッタに登録をせし父見つけ本名使う場所ではなきに
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舞
バーゲンで買いくる品を並べつつ目を輝かせ妻子のごとく
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詠み人知らず
弐の重に伊勢海老、あわびお披露目し家族の揃ひ箸を運びぬ
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詠み人知らず
ボクうんといい子になるよだからママ兄ちゃんみたいに殺さないでね
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焼鯖
ハナの記憶がよみがえりて醤油のかほり 郷の母よもうすぐ帰るよ
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矢車菊
花のなき部屋に掛けおく一輪の時計のなかの雄蕊と雌蕊
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詠み人知らず
人せまる車両に立ちぬ老女いてつり革の揺れ、持つ指が伸び
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こぐまじゅんこ
お昼寝から起きてはるくんぐずぐずと まだ眠いよな遊びたいよな
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詠み人知らず
遠き日の君の写真に悲しみを見つけてしまう夕影の部屋
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詠み人知らず
空き箱を広げて描く大きな樹老人ホームのお絵描き楽し
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速魚
亡き父の黴びた黒靴を捨てればもう歩けるぞと夢に現る
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こぐまじゅんこ
おばちゃんに声かけられるとそれだけで 顔をゆがめて泣きだすはるくん
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都詩
手を繋ぎ世界平和を祈りたりターキー囲む感謝祭の夜
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己利善慮鬼
懐かしき家に帰れば白髪に金烏玉兎の戯れを知る
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蕗子
眠り居るあなたの額へ置く指が冬の夕陽の色に染まれり
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こぐまじゅんこ
はるくんをおんぶしてみた ぬくもりが背中に伝わり心地よい朝
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