うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
鈴の鳴り雅楽も流れ賽銭も柏手を打つ音も響きて
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桜園
温い手と握り返した姑を幼のごとくいとしく思う
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かいん
やつあたりした日も入る湯たんぽにごめんなさいとありがとうを
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成瀬山水
元日の日の出を見んと徹夜す子夢誘われた除夜の鐘かな
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詠み人知らず
毎朝が初日の出だと生きてゆく目の覚めるごと命、新たに
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詠み人知らず
杖をつき石段上り杖を置き観音様の前で合掌
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詠み人知らず
身内など一人もおらず老いゆきて花を活けたりお茶をたしなみ
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詠み人知らず
饒舌な御者の隣で胸に抱く 小さく壺に 収まったひと
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月虹
幾重にも絡まる言葉 生命は人の想いを併せ持つこと
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詠み人知らず
大晦日、不夜の駅には着物きた女子や幼子、神社に向かう
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詠み人知らず
オーライとバスの後ろで手招きが繰り返される温泉の町
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ゆり
曲がり角いつもいきなり現れる戸惑いつつも進むしかない
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多良ラッタ
寢入りばな 猫が躰に乗ってきて踏み踏みするので眠気遠のく
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ゆり
静かに過ぎるイブの夜わがままな遠い日のあかり赤や緑に
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ゆり
静かに過ぎるイブの夜暖かく誰の時計も過ぎますように
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詠み人知らず
長々と信号待ちの車列あり どの空間も 笑顔が満たす
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詠み人知らず
鉄板に肉や野菜とおのおのが陣地を敷いて焼けては引きあげ
4
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みつむし
初春を皆で寿ぐありがたさ陽も暖かく波風もなく
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夢士
冷気冴え星きらめきてクリスマス四衆の吾も家路を急ぐ
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矢車菊
かなしみを受け止めてくれた海だった ありがとう波 さようなら波
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