うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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秋日好
顔見せに帰ると書いた手紙見て父は客間に布団を運ぶ
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詠み人知らず
退職で頂くチョコは減るだろう最後の望みは妻と娘か
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成瀬山水
久々に二人で掃除窓ガラス開ければそっと心が通う
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詠み人知らず
あたふたと靴下、スーツ、コート着け 定期を忘れ家人が笑い
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己利善慮鬼
色褪せた写真の中の日溜まりに残る温もりやっと気付いた
3
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詠み人知らず
冬の朝バイトに向かふ我が息子バイクで寒かろ事故は起こすな
2
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ヤブ
猫が言ふいびきじゃないよ寝息だよ寝てるんだからわかんないでしょ
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詠み人知らず
血管を病みて思いぬ健康は近くて遠く後悔をしぬ
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詠み人知らず
倫理とは国の変われど人ならばもれずあふれず抱き包まれ
3
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家鴨あさ子
細い手で 抱く重き命 案ずれば 弛まぬ背筋 さらに凛たり
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家鴨あさ子
出来合ひをまれまれ食ひて「おいしい」と言ひける吾は幸ひなりけり
2
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詠み人知らず
悲しみは君が大きくなったこと 小さいままでいて欲しかった
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詠み人知らず
腰痛と妻との間の共通點何が有つても一生附き合ふ
4
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ふきのとう
大空に紙飛行機を飛ばす子の心に刻む父との時間
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ぴゃー
世を拗ねて柿の渋味に頬寄せて遍く祖母の柔らかさを知る
1
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林林
母好むヨーグルト売る店探し北へ南へ自転車飛ばす
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悠々
死のせまる母とはしらずもぐり込む うすきふとんのうすきちぶさに・澄
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舞
カミさんのストーブの甘藷つまみ食い素知らぬ顔で散歩へと出る
3
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詠み人知らず
たまに會ふ一人暮らしの長男は毎朝三時に起きてバイトへ
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悠々
父なるは、六尺豐かの、破落戸で 呑む、打つ、買ふの、三拍子！
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