うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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愛
紫陽花を渡り歩いた昼下がり 揺れる心の紫滲む
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詠み人知らず
白い花 雨が降ったは 昨日の事 紫陽花色づき 桃色に染まる
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詠み人知らず
春雨の あがりし野辺は気が澄みて暮れゆく空に星待ちわびる
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綴迷停
この地球の携ゆひきょうは秘境なり我に絡むは卑怯しかなく
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桃山
切り枝の水に挿す葉に再生の時を祝うか朝日輝く
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葛城
冬鳥は皆去り行くか岸邊にも見慣れし姿のいつか失せれば
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灰色猫
初夏に予報はずれの雨が降る炎を生んだ罰であろうか
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千映２
もう少し咲いていたいと叫ぶ薔薇容赦なき雨風の酷さに
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うすべに
蛇の目傘 あじさい揺れる辻地蔵 誰のなみだか京は雨色
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詠み人知らず
傘をさし 歩く道端 紫陽花の 色が決まる 雨だといいな
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千映２
庭草の勢いに負ける歳になり除草シートを情けなく張る
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灰色猫
水無月の祭りに向けて子供らの神楽が洩れる青葉の参道
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灰色猫
一輪の花もつけないトマトでも守りたいのが愛なんだろう
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うすべに
うす闇にはしゃぐ小さな影法師 風よ止んでと蛍呼ぶ声
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つばす
あじさいの葉の上にいる蝸牛 静々歩む見るも楽し
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さいおん
春日野乃 御蓋乃杜乃 呼子鳥乃 鳴響成 音愛来
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橘
幾本も空に伸びゆくタチアオイ花とりどりの色を誇りて
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綴迷停
嫌がらせとしか思えぬこの暑さ日差しまさしく肌を突き刺し
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綴迷停
青空と同化するのを拒むのか山の稜線緑際立ち
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河のほとり
しばしとて休めるものを涼しさに立ち憂くなりぬ夏の木のもと
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