うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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林林
遠きより 来客 お茶請け かねてより気になりし地元の 銘菓求めむ
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詠み人知らず
包丁を持てば指切りレンジでも火傷をすると母に笑われ
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新座の迷い人
「お母さん」何度聴いても思い出し父母と重なり涙流がるる
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みん
ほっぺたの朱色が目立つ赤ちゃんを祖母は何度も「可愛い」と言う
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成瀬山水
桐の箱母の縁まで切り取ったへその緒のこと今でもおもう
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ぽむもふ
確実にマイナスイオンが出ている子犬の足裏癒しの香り
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ふきのとう
わたくしをちゃんづけで呼ぶ夫の声は青春の日の響きのありて
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詠み人知らず
「おかあさん、」三回呼んで落涙す二人の寝室繋いだ手と手
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林林
母病 親族メール 行き交いて母への想いに 感謝し返信
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もぉりもり
ゆるやかな坂のうえにてあふれだすかなしいこともうれしいことも
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もぉりもり
またひとりまたひとりと欠けてゆきぬくもる石に話しかけている
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風花
親指が皿に並んだ夢を見て たかが夢なれど親の身案ず
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新座の迷い人
亡骸は空しく冷えて魂は我が家に戻り挨拶するに
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酒野実
つくづくと我が子は我が陽日なくして誰ぞ長らへ生き續かんぞ
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みん
家族との会話も今は億劫で孤独をズンと感じていたい
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ぴゃー
そのお辞儀義父を倒すのに十分ね地球儀回して笑う義母の日
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詠み人知らず
ジャガイモの肉と煮られぬ人参と器に盛られおふくろの味
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詠み人知らず
新月の夜に願いを歌にして安らかな母の寝息を聴く
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ふきのとう
疲れてはうたた寝をするわが耳に孫の電話は元気あふるる
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ふきのとう
六歳の前歯の抜けし大口に笑いこらえて笑いのひろがる
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