うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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三十四
伯母の名を初めて聞きし春の夜長雨も今は小止みになりけり
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詠み人知らず
炊きたてのつやつやとした白飯に真っ黄な卵ぶっかけて食べ
12
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泉白水
ただいまと電気の消えた玄関に二人並んで待つ靴に言う
11
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優人
誕生日 娘が「四歳！」と はしゃいでる そのチカラまさに太陽 元気出る
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みん
マシンガントークをしてる母親の血が私にも流れてるのか
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詠み人知らず
悩みたる一人のときは亡き父の部屋で座りて線香をたく
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詠み人知らず
信者ではなき我なれどご先祖が神や仏を敬いしゆえ
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詠み人知らず
微笑みの伎芸天なり我が歌を御堂におわしききたもうかな
12
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詠み人知らず
バイバイと肉球見せる君の眼は私を越えて街の灯を見る
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詠み人知らず
片付かぬ部屋が綺麗すぎる部屋其処此処にほら、淋しさがある
2
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風花
背を丸め我に急かるる愛猫の追われても膝に乗らんとぞ思う
19
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詠み人知らず
開いてはじっと見つめる幼子の顔よりずっと大きなメニュー
22
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咲耶
黄と黒に身を包みたる子が父に「風船しよな」父嬉しそう
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詠み人知らず
集落が祭りもできぬ地になりぬぽつりぽつりと人が暮らすよ
15
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おとめつばき
亡き祖母が遊び相手の幼少期思い出される畳のにおい
11
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咲耶
午前二時ハッと目が覚め布団剥ぎ何かと思えばぬくぬく毛玉
3
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リンダ
ちち寝込みわれも寝込んで嬉々として動き始めるははがいるなり
15
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リンダ
余命とは如何なるものか血圧の数値に声を荒げる父よ
8
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詠み人知らず
色白の顔いっそう華やかに若草色のスカーフを巻く
5
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詠み人知らず
肉塊となりて臥したる犬の見え道の向こうにゆかんとせしか
7
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