うたの一覧 (カテゴリー：家族　並び替え：新着順)

詠み人知らず石崖にうすく彫られしいにしえの三尊仏に雨のしたたる 16 もっと見る
詠み人知らず水をうち道ゆく人が涼みしよ昭和の町のクールビズかな 11 もっと見る
詠み人知らずあと少し君が仏になる日まで涙の数は減れど悲しく 2 もっと見る
K子黄色見て「キチガイ色」と言う母はいつもピンクの舌をしている 3 もっと見る
詠み人知らず棒の先手のひらほどの鯉のぼり感想ひとつ持ったことなく 15 もっと見る
ミミンガ昔よりなついてくるね老猫の痩せた体にブラシをかける 4 もっと見る
詠み人知らず網にのせサンマを焼いた晩御飯川の字なるよサンマの家族 11 もっと見る
ハナアルキきょうだいの絆というものを拾い集めて部屋の隅にそっと置く 5 もっと見る
ゆり連休の谷間にしんと曇りの日目も口も閉じ安堵に浸る 3 もっと見る
リンダ唇がへの字になった横顔を母は知らずに紅をさすなり 5 もっと見る
詠み人知らず弁当の味は思いに比例して良否がきまる不可思議なもの 8 もっと見る
詠み人知らず街中で親と子らしき顔ばかりママ似の息子パパ似の娘 10 もっと見る
詠み人知らず公園のベンチでじっと座りたるじいさんの背で陽が暮れてゆく 14 もっと見る
詠み人知らずつれなきよ誘えど会えぬ子の家族爺は独りで老いゆくばかり 14 もっと見る
詠み人知らず母の日にマッサージチェアを贈ろうと初めて使うジャパネットたかた 19 もっと見る
コーヤ幼子はおもちゃ熊と公園へ遊具に乗せてママに変身 3 もっと見る
詠み人知らず雨ゆじゅや死にたもう母の不吉さは不可避なるゆえ吾子は哀れし 9 もっと見る
詠み人知らず建て売りの表札だけが違う家仕合わせさえもおなじ小ささ 13 もっと見る
ミミンガ足踏みのミシンを踏めば思い出す母の香りと母のぬくもり 8 もっと見る
詠み人知らず真夏日が来りて食べるカキ氷子らが食べてはパパもママもと 11 もっと見る