うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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うすべに
ただいまとコートを脱げば 樟脳のかおりほのめくぼんぼり回る
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継海
やってきた君が噂のハッカチョウ急な吹雪に寒しと鳴くや
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中康
ひさかたの 明るい陽射し 姫小菊号令かかり 皆で陽に向き
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びわ
庭景色百日紅柿枝だけに梅の木見事花で覆われ
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うすべに
日めくりを破る指先 春立つと暦のうそを笑う虎落笛
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芳立
霧凍る老い木の枝もあづさゆみ春の思ひは芽吹きゆくかな
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継海
突風に鳴き出したのは雲雀かなまさか春告げ損ねたのかい
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へし切
しとやかに水仙の花 咲き初めて 寒風の中に 春の声聞く
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びわ
桜草五枚の花弁美しく赤と紫淑やかに咲き
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うすべに
鬼だって休むところは欲しいよね つぼみまだ固い吉野の山に
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夕夏
だれにでもときのながれはびょうどうでおいおいさとるときのおもいで
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中康
立春に 暦無き鳥 春を知る雨に飛び交い 若芽を食むか
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びわ
同じ方皆んな顔向けバスを待つ夕陽が沈み厳しい寒さ
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千映
沢山の枝の切られた吾の庭がまだ馴染めない冬の寂しさ
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うすべに
雨音に耳をすませば ひそやかに春の小人の足音の歌
10
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積 緋露雪
輻射熱斑に積もる雪景色黒色濃くなり陷穽に見ゆ
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痴光山
立春の冬ざれ庭の霜の地下 春の役者らひしめきをらむ
6
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へし切
梅の花ふふみありまつ二月の ひむがしの風 恋ひしてやまず
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天野まどか
雪解けの土の匂いは放たれてほのかに温し早春の風
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海野 冬雪
ふゆぞらは ぼくのともだち めぐりきて いちばんつめたい きみをしらない
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