うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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千映
介護用スロープなんてあることを母の介護で知ってしまった
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詠伝
会話という会話の記憶がない祖父を想うに足りる形見の鞄
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林林
願いごとママは見ちゃダメと追い出されカレーに火を入れサラダを作る
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シュンイチ
今は僕をそっとしといて 思春期に家族と食べるサラダは苦い
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如月 氷花
短冊に切った人参炒めつつ 帰りを待つに願い叶いし
9
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中森 つん
まだ君は覚えているか父であり家族であった彼のひとの声
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詠み人知らず
祭りごと終えてしまえばさみしかな熱く楽しくなかなかなくも
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詠み人知らず
短冊に幼き文字の願いごとあちこちにありめくりて読んで
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詠み人知らず
強烈な食欲は胸と腹にある 隙間に愛を 埋められぬから
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詠み人知らず
たくさんのお地蔵さまが並びたる墓地を駆けてははしゃぐ子らいる
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己利善慮鬼
いつの間に父より高く世を眺め支えるようになったのでしょう
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只野ハル
離婚して会えない母にお母さんもう中学生よとのど自慢で
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詠み人知らず
なでしこの楽しんでとふ自然体日本全土必勝祈願
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詠み人知らず
籠いっぱい買い物しても千円で 釣りがくるのは 菓子と肉なし
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裕二
暑さ寒さによわき身となりしゆえ七月の家にストーブは燃ゆ
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はばき
右腕の仕草とスーツは黒選ぶそういうとこだけ兄とおんなじ
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裕二
会ったことない写真の祖父はいつみても皺ひとつない顔をしている
7
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裕二
こんなにもしわくちゃだからあの人もうわからないかもと祖母笑ひけり
9
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詠み人知らず
野良猫が上目づかいでものうげにあるじでなくも我になきたり
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露華
賑やかに楽しく過ごす祝いの日年月の経つ懐かしき顔
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