うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
|
|
-
対空
白い湯気のように生きなさいと笑う姉 結露して泣いたあとで
1
もっと見る
-
対空
名前という孤独を貰いました雪原にしろい手紙を埋める
1
もっと見る
-
逢桜カイン
数え歌唄う老婆がぼんやりとただ北を見てソ連と呟く
16
もっと見る
-
逢桜カイン
弟が守れなかった恋人と同じ名前の猫が義妹
1
もっと見る
-
まるたまる
夜になり憂鬱が目を覚ますので今夜も手首を縛って眠る
10
もっと見る
-
光源氏
雁がねのつれなき命しのぶれど真弓の岡に思ひかりける
8
もっと見る
-
光源氏
憂きみよに涙の淵となりぬれどせめてたむけむしらぎくの花
11
もっと見る
-
でくのぼう
枯れはてし命の身にも宿りしは煩惱ひとつ哀しかるらん
18
もっと見る
-
でくのぼう
眞夜中にきみの乳房を弄りて生くる形を確かめてをり
17
もっと見る
-
ふきのとう
ほくほくのゆで栗むけば吾子たちと円座になりて食したこと想う
15
もっと見る
-
恋花
徹夜明け遠退く意識に鞭一つオち行く身にはなんと甘美か
2
もっと見る
-
バター風味
何気ない 穏やかな日に 永眠の 知らせを受ける 今日はそういう日
2
もっと見る
-
バター風味
秋深し 人が集いし ターミナル いずれ行く道 共に見届け
1
もっと見る
-
螢子
火事知らすサイレンなりて間のあまた消防自動車ようやく出る
3
もっと見る
-
螢子
枯れ蓮は風にガラガラ音たてり思いおこせし平安の都
4
もっと見る
-
芳立
街あかりふた夜すぎたり国道の轢かれし犬に雨は降りつつ
5
もっと見る
-
光源氏
影うつす峯の紅葉の色をそへこぼるる露の跡を問ひたる
10
もっと見る
-
安奈
綺羅星は見せないでいて 私には眩しすぎるの 哀しくなるのよ
2
もっと見る
-
でくのぼう
花むれる隱れ里なる翁歌鼓うつ音は篝火に映へ
11
もっと見る
-
恋花
名も知らぬ草木踏み分け主君行くああその草木ぞ民と知るらむ
6
もっと見る
