うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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ケンイチ
動かざる風に耳を澄ますとき枯れ果てし野に青き苔生す
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薫智
お歳暮に日頃の感謝込めていく繋がる手と手心交わして
5
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ケンイチ
僕はもう地球を忘れしらじらと月の満ちたる雲間に眠る
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ケンイチ
漏れる灯を閉ざして去りぬ地と空の境界線がなくなる場所へ
6
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ケンイチ
夜朝ともつかぬ闇間に囚われの日がゆくそんなもんくれてやる
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葉月夏生
大きな傘を失くし 小さなロウソクは消え 守られていたと知る
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薫智
人混みに揉まれる中で僕がいるじわりじわりと滲む輪郭
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安奈
なんということでしょう！私の体重が増えてしまったではありませんか！
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たんぽぽすずめ。
欠けちゃった奥歯が噛んだ荒挽きのコショウが今日の最大のミス
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逢桜カイン
学校をサボって彼氏と二人乗りバイクが転んでスカートビリビリ
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逢桜カイン
赤い目のアルビノバニーは九つで魔術師オヤジに買われて行ったよ
1
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薫智
いつだってイメージだけで雪化粧飲み込まれつつ僕は消えてく
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薫智
降り積もる雪にこの身を委ねたら白くきれいに上書きされる
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薫智
嘘だろう君が死んだと聞いたとき壊れたように涙とまらず
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詠み人知らず
虚しさの徒然綴る晩秋の行方占ふひと刷けの雲
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只野ハル
宇宙服の残存エアがレッドゾーンさよならは誰に向けて打つ
1
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薫智
舌を噛み口に広がる血の味が伝えるリアル夢ではないと
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詠み人知らず
淨土への道は遙けしあだ花の仰ぐ西方茜に染まる
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浅草大将
うつせみの人の心はあだし野に今は迷はず浄土へとゆけ
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浅草大将
重き荷に身をひしがれて道半ば倒るる人を誰かとがむる
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