うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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林林
土用丑鰻は四人で一パックたれ染みるご飯だけで贅沢
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緋月
ごめんねと 家を出ていく あの人にもう届かない 「おいてかないで」
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矢車菊
母に会えぬ夏の長さよわたくしはそれでも永久にあなたの娘
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コーヤ
鏡みて母の面影感じ得る顔に化粧し若返らせて
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詠み人知らず
家族への言葉を選ぶ飛行士が宇宙から見るまあるい地球
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桐生賄
反抗期 素直になれぬ少年の気持ち分からず 悩む母親
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銀ねず
素晴らしい戦後でしたよ 革命はついに起きないままでしたけど
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千映
母の文字 まだ追い越せぬ 達筆できっとこのままずっとこのまま
19
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千映
ほころびを 縫ったりゴムを 通せますまだまだ出来る母の手仕事
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桐生賄
愛娘 夏祭りにて晴姿美人じゃないが 我が家の姫よ
11
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千映
この次の 母のお泊り 花火の日施設の屋上 特等席です
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大獏
そよ風の撫でるような手のひらを頬に感じる そうかおかえり
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林林
親と子で揉みくちゃになり朝昼晩ノンストップの夏を駆け行く
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そぶ
手のひらに刻まれているこの線は受け継がれてきた運命の地図
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千映
絵日記は ためて書く派の吾ゆえに母に文章頼った記憶が
8
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潮月繁樹
美代ちゃんの里に帰りし絵日記は花火に西瓜 麦わら帽子
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リンダ
膝のうえ誰も教えぬ定位置を本能のまま確保しており
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矢車菊
「ただいま」と言ふより先に君はまず差し出されたる麦茶を飲みき
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リンダ
母様が私の部屋にやってきて短歌誌とりて無言にて読む
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Aida
しまったと故郷の街で思い出す靴箱上にある紙袋
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