うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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本能寺
野分吹き たとえ遠くに離れても 見上げる月は同じ月かな
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新座の迷い人
名月や 妻に見せたや この月を独り眺めて 酒を飲むかな
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みずたけ
栗拾い父と歩いた草道も舗装路に変わり空き缶転がる
10
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詠み人知らず
この酒と煙草は父のお気に入り 飾るだけでも 勿体はある
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カラキタ
自慢げに石切り見せる父の傍ひかる水面に今戻れたら
13
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詠み人知らず
デパートで狂ったように泣く子供 欲しかったのは 母さんの愛
13
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夢士
あさがほの花を手向けて菩提寺の彼岸参りやうすらびのなか
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夢士
雨上がりうすらびもれる彼岸明け沈丁花の香旦那寺かな
10
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千映
介護から 解放されて 時間だけドンドン進む 無情な時間
18
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コーヤ
娘らの子育て奮闘見るたびに育てし頃が重ね見えりて
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舞
いつの日か吾れは負われし両の掌の余れるほどのこの母の背に
16
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珠海
大荷物抱えて帰る故郷の祖母記憶より小さくなりぬ
23
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本能寺
年老いた母の口ぐせ電話口 順番だけは守りなさいと
13
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詠み人知らず
花札の満月のよな夜になれよおはぎをあてにいっぱいの酒
5
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詠み人知らず
仲秋の名月の夜に仏壇にあんときなこのおはぎを供え
7
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新座の迷い人
歌送り 妻の病を 心配し返歌で返る 嬉し涙かな
8
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詠み人知らず
「最愛」が何人もいる家族らは 消息不明と ほぼほぼ同じ
3
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詠み人知らず
曼珠沙華光あつまるなで肩の娘の背中亡き母に似て
11
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わかばみち
父母と飲みくらべする幸せはビールの懸賞キリンのおかげ
4
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林林
墓石に子らが静かに水をかけ母笑むやうに菊の花揺れ
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