うたの一覧 (カテゴリー：仕事 並び替え：新着順)
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いちにのパッパ
ホルモンのひとつふたつをついばんで噛みしめている引き継ぎの後
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真山千展
仄暗い白い巨塔を抜け出して少し明るい夜が眩しい
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真山千展
手が止まり思考も止まり仕方なく缶コーヒーに手を伸ばしてる
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五穀米
滞ることなく過ぎる秋の日の雨の降る日はタイトを履いて
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詠み人知らず
水溜まり 映る高架を二回踏み 引き返したい月曜の朝
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只野ハル
日曜日父の点滴待ちながら母の通院日確認する
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詠み人知らず
休日のない職位だと知りつつも オフィスに一人死を意識する
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五穀米
商売もせしフェルメールは画業なる三十枚の絵を残したる
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かむさい
エレベーター転がる黄緑のＭアンドＭつぶすと形は花のようにも
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かむさい
ほかの文具にはできぬ仕事ばかりすぐに捨てられる付箋の小ささ
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かむさい
一貫性は想像力の欠如と聞くいずれもないようちの上司は
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たんぽぽすずめ。
ものすごく白作業着が汚れても胸は洗えていると信じる
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岡ノ本仲間炉
悲しくて 一人孤独で 辛くても眺める星は 綺麗に光る
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詠み人知らず
まっすぐか曲がって帰るか金曜日 どの誘惑も抵抗できず
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詠み人知らず
働いてじっと手を見る暇もなく 起床したなら就寝してる
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詠み人知らず
欠陥の多い人ほど居丈高 実れる人の口は開かず
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南 骸骨
長月の明けに遅れて脱したる蝉のゆく空高かりし夢
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五穀米
振り返る青きターバンの少女は天上語り得し至極かな
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只野ハル
今日もまた休憩時間待つだけのそんな一日休暇の取れぬ
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五穀米
初物は汚さるるものと覚ゆべし若きらの今祈りて已まん
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