うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
|
|
-
灰色猫
もう誰も参りに来ない野仏に桃を供えに今日も赴く
9
もっと見る
-
飛和
雨が降るのを待っていた紫陽花のフリルの傘が次々ひらく
4
もっと見る
-
うすべに
こもれ陽に手のひら揺らすこしあぶら 手折れば春のときめきもどる
7
もっと見る
-
凌霄花
堀割りの柳も粋に夏姿天領倉敷風の清しさ
12
もっと見る
-
ＫＥＮ
五月雨の 気配まがひぬ 香触森 岩間の松葉 南風爪弾ゐて
11
もっと見る
-
詠み人知らず
梅雨曇り 足踏みばかり 雨を待つ 靄のかかりし 心かばいて
6
もっと見る
-
なりあきら
涼風が 木々を揺らして 吹く朝に 枝から枝へ 椋鳥が飛ぶ
5
もっと見る
-
詠み人知らず
梅雨越えて 夏本番に 怖れては 暑さに弱い 体を擦る
6
もっと見る
-
詠み人知らず
苺月 楕円輝く 美しさ 力をもらい 静かに祈る
7
もっと見る
-
うすべに
踊る苗 なかよくならぶ水張田に 淡くうるおう六月の月
9
もっと見る
-
滝川昌之
長谷寺の蝸牛には人混みを嘆く季節と咲く紫陽花と
15
もっと見る
-
凌霄花
梅雨まぢか雲の帽子でおしゃれしてすまし顔なる今朝の鬼ノ城
11
もっと見る
-
詠み人知らず
手を擦り 許しを乞うか 蝿の群れ 自より死への 祈りに見えて
5
もっと見る
-
び わ
金糸梅黄色い花が一面にのどかな景色太陽見詰め
7
もっと見る
-
詠み人知らず
夏風に 揺れる陽炎 暑さ増し 日焼け隠せぬ 自然に委ね
6
もっと見る
-
うすべに
薄陽あび化粧はじめる半夏生 雨の季節の訪れ告げる
10
もっと見る
-
摩耶山愛登家
摩耶の山 皆で迎える あらたまの年の初めに 明け出ずる日よ
4
もっと見る
-
滝川昌之
犬どうし飼い主どうしの輪は解けて土手の夕陽は無事に落ちゆく
14
もっと見る
-
詠み人知らず
曇り空 頭もたげし 灰雲に 泣きやしないか 出掛けをやめて
8
もっと見る
-
うすべに
秋過ごしいのちを伸ばす竹の夏 笹のこどもがあと追いかける
8
もっと見る
