うたの一覧 (カテゴリー：仕事 並び替え：新着順)
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恵
泣きながら潜れば赤いぬくもりが頑張る我を包んでくれる
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詠み人知らず
お疲れさん喫煙ルームに集う人 どの手の甲も皺を抱える
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まがね
研修後トイレに行けば「お疲れ」と便座の蓋が自動で開く
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詠み人知らず
真夜中に「頑張れ」という君からのチロルチョコの甘さが染みる
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南 骸骨
わがままを通して逝った老人看とり「ほんとにどもねっ」懺悔に聞こゆ
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南 骸骨
麻痺側に寄り添い「せーの」で立つ君の重さを知りたる我の右腕
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恣翁
冬葵 露宿る朝 其の葉摘み 大粟は夜 其の実杵で搗く
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南 骸骨
落ち葉踏む車椅子より伝わりし微震を噛みしめ末期を二人で
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南 骸骨
封切らぬ煙草を添えて送り出し名札とシーツは剥がされてゆく
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夏恋
淡々とこなしなさいな陰口の張本人がなにを言うか
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夏恋
どや顔と被害者面の上手い奴我をいけずなお局にする
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りゅう たいせい
嫌な程にブルー色した空見上げ笑い飛ばしてペダルこぐ朝
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あき
イライラは人にもうつるそうだから感染源を皆が避けてる
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いちにのパッパ
もう少し強いアルコールが要るね仕事で打ちのめされちゃってさ
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竜胆
辞めないでひたすら働くことだけが自慢の月曜三十七歳
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鍬乃呑
吹き荒れる風や寒さも窓越しに仕事に汗を滲ませて見る
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鍬乃呑
手の技を覚えるまでのもどかしい繰り返しまた今日も続ける
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いちにのパッパ
調整のきかぬ課題に犯されて足つぼたちも仕事拒否です
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まがね
ため過ぎた涙湯船で流したらぽろぽろぽろぽろお湯が溢れる
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夏恋
ああもうシャワーを浴びる時間もない午前六時の退社になりぬ
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