うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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みやこうまし
デイサビで家内のおらぬ昼下がり空いた座椅子でうつら居眠り
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なかしぃ卿
西日射すキッチンの床座り込み気だるげな眼はうつろなりけり
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林林
親と子でおなかすいたと言いながらお鍋の煮える音を聞いてる
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秋日好
柔肌の深き意味さえ知らずして母の苦笑にやっと追い付く
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葱りんと
終い湯も０時過ぎれば初湯かな 早く出て来い 母入りたし
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風船人
根菜の煮物と馬刺し酒肴とし一夜帰省の娘と語る
9
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千映
折鶴を一羽と半分折てもう投げ出す母の哀しき姿
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桐生賄
「ぼさぼさの髪の毛どうした？」聞きかけて 「自分でカット」得意気に言う
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新座の迷い人
悔しやな 我予感当たり 妻入院し 施設の対応 悪くて再発
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千映
会話には突っ込みほしい吾なれど肥後もっこすでは話にならぬ
11
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千映
炊き込みのご飯の炊ける音がする老老介護に笑顔もうすぐ
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なかしぃ卿
「産まなけりゃよかった」と言ふ母の日に何をあげたらよいか分からず
9
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空飛びネコ
母さんのカバンの紐を握りしめ合鴨のよう小さな少女
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新座の迷い人
お立ち酒 嫁に出す父 思いやり一人寂しく 酒を飲むか
4
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舶女チェルシー
月曜日の弁当箱に日曜のすき焼きこれが団欒のかけら
12
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詠み人知らず
疊縁 濃い來い縁よブックカバー 祖父の米壽の祝ひや祝ひ
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紫乃
安心は心安らぐと書きまして 女心に蓋するのです
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なかしぃ卿
サインペン母が書きたる上靴のかかとで揺れる吾が名愛しき
8
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新座の迷い人
治癒もせず 見込みは皆無 空しい 何処まで続く この介護かな
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なかしぃ卿
ちやぶ台を引つ繰り返してまた元に戻すことでしか表せぬ思ひ
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