うたの一覧 (カテゴリー：恋愛 並び替え：新着順)
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橘
ではお先いそいそ退社の午後三時夜まで長い贅沢時間
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名鈴
急ぎ漕ぎ すでに都に 行き着きぬ 重ねて土佐へ 立ち返るべし
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千葉 甫
降り出した雪から戻った若い人寒い寒いと声弾ませて
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名鈴
童女の 軽軽しかる 口遊び 責らで導く 情けある師よ
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名鈴
ちちよとて 鳴きし蓑虫 何処へか 伴はれしか 衣は残して
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名鈴
君が身を 危ぶむ故に 胸騒ぎ 後瀬見えぬを 徒に憂ふ
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緒川みるな
天をつく 群青の空 澄み渡り 色即是空 空即是色
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名鈴
雨上がり 君が帰るさ 照らすとも 残る我のみ 涙に曇る
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名鈴
いとせめて髪で肌を包みたし 明かりて露になるは慎むを
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洩矢転石
大雪を口実にして電話するつもりが積もらず積もる感情
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西村 由佳里
少しづつ色を加えて上げてゆく君へ届ける便箋の香を
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詠み人知らず
禁じられ 遊びではない 裏切りの 視線を感ず 君の危機管理
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詠み人知らず
楽しくて 毎日幾度と 文を待つ 距離があれど 心は重なる
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さいおん
幾十度 伸可縮可 輪乃心 遂尓波絶 吾念可聞
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橘
祝祭日きっちり休みの仕事場が良かったかなと思う日曜
7
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名鈴
夜もすがら 遊び戯れし この猫は 疲れ果てたり なよなよと伸ぶ
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萱斎院
たまきはる命の果てと見し夢の すゑとも知らで待ちゐつるかな
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はなしのぶﾞ
うち寄せる波に指先ぬらしつつ覚悟ひとつを明日は捨てやう
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名鈴
土佐の日記 果つるは惜しよ 船路と 同じく五十日で やをら読むべし
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はなしのぶﾞ
おだやかな午前十時のファクシミリ清しくおらむと大文字とどく
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