うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
|
|
-
メガネ
喧騷を離れてひとり佇めばひとひらの花舞ひ落ちにけり
11
もっと見る
-
山本克夫
明けがたの透明なビーズの連なりを一部不透明なひとみがわりに
3
もっと見る
-
詠み人知らず
結局死ぬまでつぼみのままなのかもねと竹のようなあなた
1
もっと見る
-
詠み人知らず
朝焼けの湿った瞳が水色の窓から窓へ反射していく
1
もっと見る
-
波江究一
高層は參差す ためつすがめつ雨 遺跡東京の出来榮えいかにと
3
もっと見る
-
虹雲
水脈のごとひび割れし虚空伝い光切り裂き桜花落ち来る
1
もっと見る
-
虹雲
紫の霧降りやまぬ藤の下コノハナサクヤ姫の黒髪
3
もっと見る
-
虹雲
あさみどり薄絹羽織る山並みよ吾にもあれかし秘めし想い出
3
もっと見る
-
篠原
気紛れに 風雨が撫でた 桜の木花びら踊り 儚さを知る
2
もっと見る
-
螢子
幾日も待ちて咲きたる桜花散るはいっとき一日のいのち
1
もっと見る
-
螢子
前を行く車桜の花びらを纏いて春の終わりを運ぶ
1
もっと見る
-
じゆん
もう我慢できないよって空が泣く こらえた末のどしゃ降りの雨
2
もっと見る
-
山本克夫
丘に登る途中の美しい花々は僕らのために咲いたのではなく
3
もっと見る
-
山本克夫
眠そうなひとたちがつり革にぶら下がりいずれ蝙蝠に進化する
1
もっと見る
-
山本克夫
また恐竜が闊歩する星の地中に僕ら化石燃料としてあるのだろう
2
もっと見る
-
笑能子
淡々と楓新芽の芽吹きたり色鮮やかに壮んであれば
1
もっと見る
-
ほたる
空気緩み つかみどころのない月が 傾いてゆく窓越しの春
1
もっと見る
-
浅草大将
ゆく春を誰か暮れにや喩ふらむ風に光の匂ひ初めては
4
もっと見る
-
ほとり
オービットかすめるように迂回してやがて落ちてく理由は不明
1
もっと見る
-
山本克夫
またくりかえす。一日の始まりを告げるアナウンサーの顔はにこやか
0
もっと見る
