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 粕春大君
				
		山深みくらき夏草繁れども立てる小百合のみちしるべかな
		16
				
					粕春大君
				
		山深みくらき夏草繁れども立てる小百合のみちしるべかな
		16
		 
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	 螢子
				
		大山より流れてきたる清流の冷たさに我水より出づる
		5
				
					螢子
				
		大山より流れてきたる清流の冷たさに我水より出づる
		5
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	 赤橙黄緑
				
		にわかあめ一日降って晴れ女と雨男の決着はつかずに
		1
				
					赤橙黄緑
				
		にわかあめ一日降って晴れ女と雨男の決着はつかずに
		1
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	 螢子
				
		我が手にて植えたる早苗成長し風に揺れるは波のごとくに
		5
				
					螢子
				
		我が手にて植えたる早苗成長し風に揺れるは波のごとくに
		5
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	 螢子
				
		庭に出で水撒きたる夕間暮れ悲しみ色に染まる西空
		4
				
					螢子
				
		庭に出で水撒きたる夕間暮れ悲しみ色に染まる西空
		4
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	 リンダ
				
		迷ひ蝉なにを思ひて忍び込む六階なのに疲れはせぬか
		0
		
		
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					リンダ
				
		迷ひ蝉なにを思ひて忍び込む六階なのに疲れはせぬか
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	 リンダ
				
		上海発おはようメールはイライラと「蝉がうるさい」鳴くのはオスだ
		1
				
					リンダ
				
		上海発おはようメールはイライラと「蝉がうるさい」鳴くのはオスだ
		1
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	 リンダ
				
		あたまたれおじぎしているひまわりにごくろうさまとこえかけていく
		3
				
					リンダ
				
		あたまたれおじぎしているひまわりにごくろうさまとこえかけていく
		3
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	 凍
				
		満月のような体躯を揺すらせて子を負う母の正しき姿
		3
				
					凍
				
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		3
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	 虹雲
				
		過ぎこした幾多の夏よ生きてきた蝉よ鳴け鳴け時はまぶしき
		3
				
					虹雲
				
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		3
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	 虹雲
				
		宙に満つ般若心経若蝉の薄き羽根より夏は生れ出ず
		2
				
					虹雲
				
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		2
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	 虹雲
				
		さみしきは明るき光初蝉の短き命よ般若波羅密多
		1
				
					虹雲
				
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		1
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	 さる
				
		彼らにも 愛する子らが 腹空かせ 母を待ちたる 古巣のあるも
		2
				
					さる
				
		彼らにも 愛する子らが 腹空かせ 母を待ちたる 古巣のあるも
		2
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	 さる
				
		夕ざれば カラスら啼きて 去りゆくも 彼らを待ちし 杜の棲み処へ
		0
		
		
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					さる
				
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	 螢子
				
		海守ること誓いたりて子等放つヒラメの稚魚は元気に泳がむ
		1
				
					螢子
				
		海守ること誓いたりて子等放つヒラメの稚魚は元気に泳がむ
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	 高地えりか
				
		紫星花は天の河原に咲くものと、賢治を読んでからの幻想
		2
				
					高地えりか
				
		紫星花は天の河原に咲くものと、賢治を読んでからの幻想
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	 詩月恵
				
		じゃっぱんと雨水飛ばし車過ぎ ぬれねずみってこういうことね
		4
				
					詩月恵
				
		じゃっぱんと雨水飛ばし車過ぎ ぬれねずみってこういうことね
		4
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	 詠み人知らず
				
		今年くらい勝ってやるって やってやるって 待ってろって コラ、夏。
		4
				
					詠み人知らず
				
		今年くらい勝ってやるって やってやるって 待ってろって コラ、夏。
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	 浅草大将
				
		古しへの夏の末こそ偲はゆれ窓吹く風にはや虫の声
		5
				
					浅草大将
				
		古しへの夏の末こそ偲はゆれ窓吹く風にはや虫の声
		5
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	 詠み人知らず
				
		蝉の音の響く茂みを脇に見て 過ぎ行く速さ 晩年の夏
		1
				
					詠み人知らず
				
		蝉の音の響く茂みを脇に見て 過ぎ行く速さ 晩年の夏
		1
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