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 四季野 遊
				
		おもむろに雨の匂いの風吹かば梅花藻ゆれる醒ヶ井想う
		1
				
					四季野 遊
				
		おもむろに雨の匂いの風吹かば梅花藻ゆれる醒ヶ井想う
		1
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	 さる
				
		ドクダミといふ名はだれがつけたのかあの白い花 可憐そのもの
		6
				
					さる
				
		ドクダミといふ名はだれがつけたのかあの白い花 可憐そのもの
		6
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	 螢子
				
		今日の日も朝から雨音聞こえたり葉月来たるや梅雨明けずして
		1
				
					螢子
				
		今日の日も朝から雨音聞こえたり葉月来たるや梅雨明けずして
		1
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	 リンダ
				
		奥深く隠したままの悲しみをぶつけた空が激しく泣いた
		6
				
					リンダ
				
		奥深く隠したままの悲しみをぶつけた空が激しく泣いた
		6
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	 高地えりか
				
		宵闇に人影きえたバス停の 奥の一叢 白い花咲く
		3
				
					高地えりか
				
		宵闇に人影きえたバス停の 奥の一叢 白い花咲く
		3
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	 Kantの娘
				
		東から我を脅かし真直ぐに沼地に向かい夏茜飛ぶ
		1
				
					Kantの娘
				
		東から我を脅かし真直ぐに沼地に向かい夏茜飛ぶ
		1
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	 Kantの娘
				
		顔ほどもある虫運ぶ母雀深く逞し親の愛かな
		2
				
					Kantの娘
				
		顔ほどもある虫運ぶ母雀深く逞し親の愛かな
		2
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	 螢子
				
		友くれし夏椿の実鉢に植え実生で育てて盆栽めざす
		2
				
					螢子
				
		友くれし夏椿の実鉢に植え実生で育てて盆栽めざす
		2
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	 螢子
				
		我が郷の梅雨はいつごろ明けるやらわからぬゆえに梅干せぬまま
		4
				
					螢子
				
		我が郷の梅雨はいつごろ明けるやらわからぬゆえに梅干せぬまま
		4
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	 詠み人知らず
				
		紫を心に隠しふっくりと桔梗つぼみは時雨に濡れる
		8
				
					詠み人知らず
				
		紫を心に隠しふっくりと桔梗つぼみは時雨に濡れる
		8
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	 楓
				
		賀茂川の風に吹かれて舞う紙を記念に拾う金髪の君
		2
				
					楓
				
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		2
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	 紫苑
				
		陽をさけてゆふべの風を待つごとく仙人掌の華今しひらきぬ
		5
				
					紫苑
				
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		5
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	 氷魚
				
		晴れと出るまで飽きずに放ったビーサン早くも砂にまみれて
		2
				
					氷魚
				
		晴れと出るまで飽きずに放ったビーサン早くも砂にまみれて
		2
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	 きりあ
				
		地球では草食むだけのわたしでも月の土地持つ壹千貳百坪
		6
				
					きりあ
				
		地球では草食むだけのわたしでも月の土地持つ壹千貳百坪
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	 やながわ亜弥。
				
		神の目に見られいた時わたくしは恥ずことのない自分でいよう
		3
				
					やながわ亜弥。
				
		神の目に見られいた時わたくしは恥ずことのない自分でいよう
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	 さる
				
		住江の 浪花の夏は 天神の祭り始まる 鱧と梅肉
		1
				
					さる
				
		住江の 浪花の夏は 天神の祭り始まる 鱧と梅肉
		1
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	 さる
				
		道端の 猫じゃらし咲く 風にゆれ 熱風吹きて 夏を呼びこむ
		2
				
					さる
				
		道端の 猫じゃらし咲く 風にゆれ 熱風吹きて 夏を呼びこむ
		2
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	 詠み人知らず
				
		急な雨洗濯物を取り込んで梅雨あけんなと空を見上げる
		2
				
					詠み人知らず
				
		急な雨洗濯物を取り込んで梅雨あけんなと空を見上げる
		2
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	 やすむ
				
		昨日今日順調に見る反転はやや真ん丸の太陽である
		2
				
					やすむ
				
		昨日今日順調に見る反転はやや真ん丸の太陽である
		2
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	 詠み人知らず
				
		情熱を競い合うかの勢いで火の粉を抱く柘榴よ爆ぜよ
		5
				
					詠み人知らず
				
		情熱を競い合うかの勢いで火の粉を抱く柘榴よ爆ぜよ
		5
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