うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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螢子
朝まだき女人の叫びの如き声名も知らぬ鳥に驚かさるる
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赤橙黄緑
大立ち回りしてなくて印籠を出されたような梅雨明け宣言
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久地宗吾
朝はやく夜おそくにも真昼にも虫鳴く季節腸を痛める
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笑能子
じわじわと黒き道より照り返す梅雨まだ明けぬ季節の放射
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月光
月光は 月の光と 書くけれど 反射している 太陽なのね
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河内人
ジジジジと 朝の早よから 賑やかに 蝉ちゃん今日も 元気で何より
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東大寺
背中から 突き刺すような 夏の陽を 遮るものも 無き田舎道
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あみー
完璧な井森美幸を踊りきる 魔法使いになるためならば
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四季野 遊
夏至過ぎて笹百合揺れる山の端は蝉も日暮し鳴きにけるかな
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銀
心臓を信じていないぼくはただ空を飛ぶため買い占める虹
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虹雲
来ませんか緑の木陰ごちそうは風と木漏れ日さやけき葉ずれ
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浅草大将
陽炎の淡くゆらめく春ならで今を盛りと夏に燃え立つ
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浅草大将
この夏もはや行くらしとしらさめやふるの中道風も涼しく
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詠み人知らず
花愛でて撫でて眺めて嗅ぎたるがそは植物の生殖器官
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小囃子イチャ2
夏の季語 カーネーションが 暑さゆえチャーシューメン に見えて候
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羽
梅雨明けのニュースが街に流れ出し海にただようプリズム人魚
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さる
梅雨明けと発表される真夏日に陽光眩し朝顔照らす
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さる
そよ風に揺れる柳にいささかの涼を感ずる真夏日のけふ
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螢子
紫陽花は立ち姿のまま色褪せつつ木乃伊となりぬ秋に向かって
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虹雲
寂光の地の面に満ちし昼下がり薄紅さして蓮花開く
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