うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
海風が林道揺らし針えんじゅ咲き乱れてよ誰が見ずとも
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Citta
シトシトと降る雨の音寂しげに ただただ聞きいり眠り入るかな
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ゆら
もう夏はそばにいるのか ちが崎の冷たい南風がほころぶ
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東大寺
限界を 超えて今年も エアコンの お世話になります 猛暑の真夏
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浅草大将
夏の陽を避けて木陰の涼しさに秋を思へば降る蝉時雨
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螢子
音立ててフロントガラス打つ雨の一瞬止まる陸橋の下
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東大寺
山寺は 芭蕉の夢と 蝉時雨 時空を超えて 命の限り
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東大寺
夕暮れは 宿の窓にも 蜩の 彩り添える 日本のこころ
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詩月恵
打ちつける突然の雨 帰り道 ぼくの大きさぶんだけ濡れる
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水煙
コンビニの外たむろする少年の声派手になる風ぬるき闇
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ゆら
白色のカエルを見たと母が言う 白のおたまじゃくしがいたのか
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さるのみや＠歌会
白鷺の 舞ふごとくとぶ 田園は 伸びる稲の葉 薄日を浴びて
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詠み人知らず
海岸線近づくほどに針えんじゅいよいよ甘く蒸せる花房
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椿
夏草の夢の跡なる東屋にわづかに湿るあじさいを見ゆ
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庭鳥
蛙去り今こそ去らん蜩の余韻引き継ぐコオロギの声
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虫武一俊
砕け散った月はリングになれるけど美しいけど違う夜空だ
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庭鳥
室外機木陰に入りては蝉時雨どちら向ゐてもひとりになれず
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赤橙黄緑
雨音にときどき混ざる鳴き声に雨を楽しむ蛙が浮かび
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ゆら
砂漠なら砂漠で生きる花になれ 死すまで水を求むるなかれ
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螢子
雨降ると天気予報は告げたけど真夏日となり暑さひとしお
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