うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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四季野 遊
梅雨の間に水面涼しい睡蓮の薄紅を青嵐ゆく
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東大寺
二百日 過ぎて夏の 暑さなり 風鈴の音に しばしまどろむ
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月光
一日に 二首だけ歌を 詠んでみる 夏の日陰の まどろみの中
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月光
エアコンに 慣れた身体に こたえてる このむし暑さ どうにかしてよ
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美紗
流行の 水着を着ては 艶やかな 肢体はやはり 羨望の的
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河内人
もくもくと 湧き上がっては 積乱雲 東の空も 夏真っ盛り
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粕春大君
山深みくらき夏草繁れども立てる小百合のみちしるべかな
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螢子
大山より流れてきたる清流の冷たさに我水より出づる
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赤橙黄緑
にわかあめ一日降って晴れ女と雨男の決着はつかずに
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螢子
我が手にて植えたる早苗成長し風に揺れるは波のごとくに
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螢子
庭に出で水撒きたる夕間暮れ悲しみ色に染まる西空
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リンダ
迷ひ蝉なにを思ひて忍び込む六階なのに疲れはせぬか
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リンダ
上海発おはようメールはイライラと「蝉がうるさい」鳴くのはオスだ
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リンダ
あたまたれおじぎしているひまわりにごくろうさまとこえかけていく
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凍
満月のような体躯を揺すらせて子を負う母の正しき姿
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虹雲
過ぎこした幾多の夏よ生きてきた蝉よ鳴け鳴け時はまぶしき
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虹雲
宙に満つ般若心経若蝉の薄き羽根より夏は生れ出ず
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虹雲
さみしきは明るき光初蝉の短き命よ般若波羅密多
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さる
彼らにも 愛する子らが 腹空かせ 母を待ちたる 古巣のあるも
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さる
夕ざれば カラスら啼きて 去りゆくも 彼らを待ちし 杜の棲み処へ
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