うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
少しずつ 童の記憶 消えてゆき いつか貴方も 大人の世界へ
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笑能子
じわじわと夏の陽射しの濃くなりて黒白境の肌増え予感
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浅草大将
時として夏の記憶は飛ぶ雲の空の青さえそこだけ白く
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リンダ
屈服を強いる暑さの夏の果て太陽までも鞭をふるわす
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庭鳥
真白から黄色に変わり実となれば更に黄色い梔子の花
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詩月恵
あの夏の葬式の朝の空の色どこまでも青 祖母の微笑み
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虹雲
澄み渡る夏空夏日のさみしさにえのころ草の穂も揺れずして
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メイ美
さよならも云わずに発った燕 今は何処の空にて駆ける
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螢子
夜中中降りたる雨が朝の陽にきらきら輝一日の始まり
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笑能子
風船を突付く如きの空模様仰ぎて迷いただ下を見る
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詠み人知らず
冬支度はもう始めよう長い長い蟻の行列見守りながら
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８月２４日生まれ
ヒマワリの真っ直ぐ伸びる素直さが 好きでもあるし嫌いでもある
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赤橙黄緑
もくもくと入道雲もくもくと山の向こうを見守るように
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栞
雨上がり二重に架かった虹見つけ良いこと二倍ありそうな予感
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栞
連日の雨を喜び庭先の草花は躍るにょきにょきにょきにょき
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螢子
庭にある公孫樹の大木より聞こゆ蝉時雨にて夏思わざる
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螢子
朝ぼらけ山際少し紅て今日の一日をおもはざりけり
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浅草大将
目に見ねど音にぞ聞きしみすずかる信濃高原夏も涼しき
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浅草大将
浅葱の日向にあれど日之影の夏の山峡みどり色濃き
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浅草大将
梓弓はるかに見れば出石なる月も入佐の山のあたりに
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