うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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さる
枯れ落ちし 木の葉を濡らす 秋の雨 無花果の実を ひとり食べつつ
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さる
杖がはり 蝙蝠傘を持って出る 散歩の帰り秋雨の降る
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たんぽぽすずめ。
海底で優しく見えた青空は人と同じで時々泣くね
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椿
谷根千の神社のそばのねこカフェが猫の棲処とはつひぞ知らざり
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笑能子
ひっそりと時には出張る露草の風情に思う世間の在り様
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みづ子
橙にすべてを浸す落日に背を向け独り幼い私
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浅草大将
野はなべて秋の至らぬ隈もなし百花千草風にそよぎつ
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虹雲
コスモスの豊かに咲きし花園は吾が種播きしうろこ雲のなか
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虹雲
茜さすコスモス畑風凪ぎて吾が曼荼羅の夢覚めやらず
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じゆん
黒のそば 黄色がやさしく笑ってる そんな夜空がいちばんいいな
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虹雲
過ぎ越しのしるしやあらむ道野辺に淡きむらさき葛の花咲く
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やすむ
さっきまでなかった場所に髪の毛が落ちていること死んでいくこと
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篠原
夕闇が 西の空から 近付いて気付けば僕も 呑み込まれてた
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みづ子
さるすべりほろりほろりとこぼれては静かに彩る無人公園
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さる
銀色にかがやくごとき秋の田を二百二十日に豊作いのる
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椿
ねこの森ねこの店ねこが居る知らなかったねこが好きなんて
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神谷あを
ゆっくりと木の葉を色づかせながら秋風さらう夏の書き置き
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詩月恵
群生のコスモス今日も寂しさを素知らぬ顔でやり過ごしている
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恩田ヘヴン
過ぎてゆく季節は果てない世界を巡る入道雲よまた会う日まで
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十六夜
天空の 果てなき闇を 満たせるは幾億の星 月光の白
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