うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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もぢずり
旧友へコツコツメール打つ我と哀れ亡き子も同窓生なる
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ゆりかもめ
今生に残すもの無き身なれども せめて生き様 日々を生きる
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詠み人知らず
この世には 魑魅魍魎が 溢れてる 早く逝きたや 風になりたや
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もぢずり
嘆き無き人はそもあるイカロスの舞ひ落ちしこと諦めきれず
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もぢずり
六日夜ネットを切りぬ七日のみ残るひと日を如何に何処に
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もぢずり
嵐来て見事なるべき花房の夭折のごと藤は崩れつ
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もぢずり
抜きん出て悲しみも美も感じたる夭折の子に敢闘賞を
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もぢずり
遠き日に我も母たり指さして記号を学ぶ幼の仕草
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みなま
豪勢なコース料理のテーブルの向かいの席の永久の空白
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みなま
金色のグラスの底から弾けだす微かな泡と似てる追憶
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詠み人知らず
今日こそが 人生最後の 一日となればいいなと 思いて目覚め
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日向猫
同朋の遺影を見つめ思い出に涙滲めど名は口にせず
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もやし
肩組んで声張り上げて歌う歌はずれ調子もなぜか気の合う
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もやし
おいちゃんは煙草とウィスキーポケットにゆく夏追いかけ独りで逝った
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淑乃さと鹿
ひぐらしの鳴き声聞こゆ盆休み先祖を運ぶ馬を作りて
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詠み人知らず
暦どうりに行かぬが自然 人生も 判で押しては味気ない
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みなま
送り火が終わり法事も一段落つまりあたしはもういらないな
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詠み人知らず
飴と鞭 飴多きか 戦後の日本大和よ虎が猫になれまい
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詠み人知らず
期待して 待った時間が 長すぎて死の淵にまで 届いてしまった
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もぢずり
お彼岸はお墓掃除のためなるかどこに居るのか汝は幸せか
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