うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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中野洋三
寒空に蕾点じた紅梅は 冬抜け出して春の日急ぐ
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中野洋三
深み増す冬の碧天独り占め 神秘の青がいのち貫く
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うすべに
節分けるみどりの香るおみそしる おわんの中の春をのみほす
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灰色猫
雪原におおらかに寝る朽ちてゆく私を糧に草木よ生えよ
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詠み人知らず
終には 誰の殘りて見やるらむ 皆紅の空の終はりを
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詠み人知らず
旦雲に旭日たたまし朝未だき 朧なるなむ山と見なれや
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詠み人知らず
ひさかたの 雨の惠みて下萠えの 野も狹に芽ぐむ春となりけり
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トウジさん
木の芽月狭庭に梅もふくらみぬちさきかほりの覚束なしや
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へし切
賤が家に 仄かに匂ふ梅の花 遠く空音に うぐいすの啼く
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こるちぞう
山もなく野も空もなく鳥鳴かず濃く深くしろ雪になぶられ
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うすべに
風避けて地面にはりつく草もみじ 寒さに耐えるほほそめた薔薇
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詠み人知らず
みちのくに 春のいたりて刈り株に 蘖ゆ森の緑の小さし
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こるちぞう
責めぬゆゑ頭に附くな屁をこくなそこでぶんぶん遊んでていい
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こるちぞう
すらつしゆに落ちてくる雪渡るよに空に散る鳥幾何學模樣
5
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みな☆じん
休日のビジネス街を白白とおほひてひと日春の雨降る
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夕夏
どんまいのかずひゃくろくじゅうよありてあのぶろぐよりまじましかとぞ
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夕夏
きたかぜのふきすさぶふゆもひざしはあたたかでありはるがみぢかに
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うすべに
にきたまにひたすら祈るしおさいの 歌の代わりのちんちん電車
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詠み人知らず
明星の明くる朝の梅が香に 誘はれ出づる我が身なりけり
3
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詠み人知らず
たくづのの 白きをかぶる嶺上の 照りて目映ゆき丹澤の春
4
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