うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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山桃
おだやかな空の高みに月ひとつ夜間飛行機の夢みて過ぎぬ
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詠み人知らず
この中に早くも花芽あるという温暖化の波キャベツの芯に
3
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浅草大将
天路には早や春来ぬと咲く星も凍えて地に雪と降るらむ
6
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浅草大将
月影の流れも寒き冬の夜は凍りて落つる音無の滝
10
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久哲
ひらがなのうまれたころの曲線に鮎の光のように触れねば
17
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山桃
迷いぬる思ひかきくれ小夜更けて星の宿りも雲隠れたり
2
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山桃
小夜更けて迷う思ひの流れては星の宿りに瞬き紛る
1
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螢子
弓張りの月詠めるうた数多有り寂しく見あぐ漆黒の空
17
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虹雲
冬枯れ野すすきついばむ鳥あまた陽だまりに映えすすき穂たわむ
3
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佐々一竹
上弦の月はメロンのごとく熟れにじんだ空が雨をいざなう
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浅草大将
酔ひどれて見れば柳に朧月かかるは春の心地こそすれ
14
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久哲
シリウスの序曲に開く青空は端のほうからつつつつ 痛い
2
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山桃
行き向かう新たし年の松竹を求めて夫は山に行くらし
3
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山桃
夕暮れに浮かびあゆめる人はみなかげひく間となりて消えゆく
6
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青海波
山並みに絵の具こぼして白と紺やがて茜に染まってゆくの
2
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山桃
弓張りの月は何処に射出づらむ地水火風空の五大貫くとよ
2
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浅草大将
こもり来の初瀬の山を深み草いろどる春ぞ待ち遠しけれ
9
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虫武一俊
氷山も漂流してみたい気分（そうか南も南で苦しい）
5
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山桃
竹林がひとひら放つ笹の葉は夕風はらむ羨しき小舟
4
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久哲
レンタルの畑だろうが勢いで場を盛り上げている霜柱
4
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