うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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浅草大将
常なきを同じく花にさきがけて散るがさだめの春のあは雪
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薫智
ビル街で君の姿を探してる僕と月とのかくれんぼです
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たんぽぽすずめ。
雪代の淡く流れる温もりで春霞みせり秩父山渓
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紫苑
下草の青みて萌ゆる枯れ野原土の匂ひはチェロの音に似て
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山桃
雨あがり戸口に山羊はたたづめり草や濡るらむ泥や跳ぬらむ
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詠み人知らず
春の海の沖の輝きひとときの茜も退せて暮れてゆきたり
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紫苑
春しぐれあがる朝の山ざくらつめたき貌のほの緩みをり
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山桃
紅を刷き淺みどり透く蜉蝣の羽のごとくに萌え出る芽よ
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笑能子
入れ替わり立ち代りする水菓子に移ろう季節の彩を知る
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リンダ
枯れた鉢つみかさねたまま雑草の隙間をぬって新芽出でおり
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浅草大将
から衣春もきぬたをうち日さす深山の雪ぞ解けそめにける
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浅草大将
秋山にもみぢ染めてぞ降る雨の春野につむぐあを柳のいと
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悠々
微かなる春の兆しに破瓜ありき少女微笑む微睡みの午後
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山桃
麓より霧立ち上がり雲となる小さき山に足懸けて
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卯月
幸いは来るよと歌う楽園の萌え出づる木々散り急ぐ花
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きりあ
此の庭に群芳が咲く春は何時忍び込むのか鳥たちに訊く
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たんぽぽすずめ。
読めずして草書の和歌へ水野辺の木の葉や花の思ひくゆらす
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由良
春雨の優しい雫を浴びながら空を見上げる花の明るさ
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山桃
夕焼けが紅くれるたびほつほつと現にもやふ花の淡影
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きりあ
ペットボトルに砂を入れ打ち寄せる波持ち歩くきみの背中に月
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