うたの一覧
(カテゴリー:挽歌 並び替え:新着順)
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へし切
優しさと愛しさ一途歌いきて浪速の春に散るぞ哀しき
22
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みなま
子とふたり粥をすすれる食卓に湯気立ち込めて 夫の不在を
8
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もぢずり
葉も花もなき如月に子を捨てし罰を乞ひをり綻び果てて
2
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もぢずり
満天の夜も淋しからん地に満つる人なかりせば街きらめかず
4
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もぢずり
堪へかねてつひに落ちたる悲しみの結晶のごと雪は白かり
6
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もぢずり
七年の間に生ひ立ちし汝が姿見上げ母ぞと告げしも遥か
2
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詠み人知らず
ベレー帽にステツキ撞きしかの君を見まくほしくも道のあらなく
2
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詠伝
うつせみの吾が半身の喪失を知らぬがゆゑのめめんと、もりです
4
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へし切
命在る大地に芽吹く梅の枝を妹が手折りし春を待ち侘ぶ
22
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からしニコフ
お写真はご遠慮くださいこの世にて置いてくものは思い出だけに
10
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兵站戦線
残りたる子ら見つくるや母の骨押し入れにある白き木箱の
1
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みなま
悲しみの始まりはもう一昨年となりぬ吾のみ此処にのこして
13
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詠み人知らず
空遠く見上げれば父の笑顔がぽっかりと浮かぶ父の誕生日
2
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からしニコフ
あれ?生きていたと愕き飛び起きる君逝きてから三周忌の年
3
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詠み人知らず
明日は亡き父の誕生日 生前好んだ飲食物を供えましょ
2
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みなま
あのひとの声を初めて聞いたのも貴方のおかげ「夢で逢えたら」
6
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浅草大将
ゆく川の流れは絶えじたまみづの大瀧いまも音たかくして
10
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兵站戦線
面影の染み返りたる月隠に立ち来る思ひ指輪のほとり
2
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詠み人知らず
お正月「おめでとう」と言えないらしい 亡き父きっと笑顔で「いいよ」と
5
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兵站戦線
いしぶみの満ちたる日々を湛へたりいのちの焔 奈落に放つ
2
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