うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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舞
暮れんとす空片隅に影一つ白く浮き立つ黄昏の月
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聴雨
寂しさにおぼろ滲みて秋月は墨染めの夜の錦なりける
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芳立
なほ秋とあだに思へるきりぎりすうたひ果てめや蟻ならぬ身に
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浅草大将
今更に霧の一重を掛くるとは何はづかしの森のもみぢ葉
11
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浅草大将
青空を渡る高はし一筋にけぶり引きつつ汽車は行くかも
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聴雨
引いた手を握り返してサキさんは「あぁしあわせ」と満面の笑み
6
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やねうらねこ
手のやうなモミジバフウの葉が風にさよならをする そつとさよなら
6
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やねうらねこ
秋色のシャボンの玉をてのひらに掬へるだらうか木漏れ日の道
10
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ふきのとう
山近く仕事に行きし夫たちは鈴鳴らし鳴らし罪つくらずを
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逢桜カイン
花終りこぼれ落ちたる朝顏の種から新芽、親にまつわる
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芳立
秋風は夜ごと冴えつつあづさゆみはる月かげぞおぼろなりける
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詠み人知らず
アメジストセージの花を瓶にいけみつめるだけで生気よみがえる
11
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半格斎
滝の上の道のはづれに湧く水は人なき今もかはらずにあり
15
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半格斎
岩をうつ水おと猛し七滝に秋はわづかに殘りありなむ
13
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三沢左右
露染みの朽葉を吹きてあららかに朝風わたる秋は来にけり
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聴雨
野辺ゆけば寒露むすびてほの白くやがて霜降るころを迎へり
15
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浅草大将
秋晴れに紅葉の散れば青丹よしならの小川に映る眺めは
10
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聴雨
秋ふけて虫の音夜ごと消えゆけば涙の如く星はながるる
10
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聴雨
白鷺の羽を茜に染めぬいて心もしづむ秋の夕暮れ
13
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薫智
島根県出雲の国の暖かさ神有月といえる神秘さ
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