うたの一覧
(カテゴリー:挽歌 並び替え:新着順)
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詠み人知らず
吾を見る猫の目暗く悲しくて 何時からこんな暮らしになったの
25
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みなま
いよかんは朝の日差しに輝きぬひたすら剥いた 剥く他はなく
19
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みなま
悲しみは鳴りを潜めているようで いよかん見たりしたら露る
14
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みなま
伊予柑の明るい色ひとつ手に取れば香気目にしむ 去年と同じに
13
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夢士
懐かしき友の墓前で酌み交わすビールの味にほろ苦さ覚ゆ
5
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夢士
香煙のゆらぎに搭せて我が心浄土に逝きし君がもとへと
5
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夢士
時忘れ酒酌み交わし居酒屋の思い綴りて浄土の君へ
5
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夢士
君が今西方に在りと風に聞く永遠の別れに香を手向けむ
5
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へし切
イフと言ふ仮定の望み叶ふなら妹が旅立つその日の前に
22
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夢士
月を見て吠く犬声に身を起こす愛犬ペロは空の彼方へ
4
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佐倉さぐ
この世をば去らむ一夜の慰みに ドレスコードは黒の盛宴
17
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みなま
小春日に五十一年灯し来し看板外す 術もたざれば
6
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もぢずり
庭草は我が子等のごとそれぞれの形を成して日照りに負けぬ
2
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もぢずり
死ぬほどの苦しみならばよく堪えしそれまでの日を褒めてやりたし
3
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もぢずり
空港へ涙構はず急ぎしに身は属さねば葬儀に行かざり
2
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もぢずり
もう自虐やめませんかと言ひくれし人とも会はず逆縁幾年
2
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もぢずり
何を得し珠のひとり子生れたれど花咲かむとし散らせしもある
2
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へし切
デカンショを読み耽りみた青き春 夢中になりて理想語りき
18
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詠伝
生きながらへ道化仕込みのえがおにて世界の万事を好しとするなら
10
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おひとりさま
ふるさとと おんなじにおいのこのまちで 不慣れな料理を したりして暮らす
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