うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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茶色
夏めく日陽射し眩しき水辺には品良く群れ咲く杜若かな
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うすべに
むくむくといきおいを増す藪の隅 つるを伸ばして白い花飛ぶ
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痴光山
梅雨近く朝顔の双葉は三十路余に 土、植ゑ方の汗に応えぬ
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継海
つるバラと皆が言うから薔薇として茨も借りずフェンスに混じる
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兎桃
住む人を亡くせし家の石垣にサボテン赤き花を咲かせり
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うすべに
雨音のリズムに合わすほととぎす 早くおかえり雷も鳴る
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痴光山
梅雨近き雨の止み間にウオーキング 路の農家に絹さや盛らる
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つばす
蒸し暑い梅雨の走りの不快感 雨こそ光るアジサイの癒し
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うすべに
リラ冷えの便りのとどく北の町 遠い昔の白樺おもう
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痴光山
町の外に今年も水田残りゐて 列なす苗のそよぐを見つむ
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継海
まだ青き もみじに花のティアラ咲く 風のメロディーあらセレナーデ
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ながさき
午前四時 闇を突き抜け 陽が昇る 鳥がさえずる 平和な田舎
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茂作
かたつむり雨の氣配も無き夕べ 葉うらに殘る銀の足跡
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うすべに
待ちわびて夜空の向こうにほととぎす 夏をむかえるこころの準備
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継海
ケンケンと麦穂の伸びて雨模様ケンケンつけば糸雨の中
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兎桃
真夜中に仏語に倦み息つけば窓外遠く時鳥啼く
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びわ
今日も無事手足動かしパソコンも外は連日強風止まず
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うすべに
苗育つみどり増す田に佇んだ 鳥にまけじと卯の花の白
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痴光山
走り梅雨二十日振りに水遣り休む 外の朝顔の双葉を見守る
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へし切
実るともなどか侘びしき麦秋の響き微かに梅雨の足音
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