うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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もぢずり
宝子の最後の写真をつくづくと美しと思ふ古りし日のまま
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もぢずり
かの盛夏悔やみて余りあるものを「予見できぬ」と言ひ訳なほも
1
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もぢずり
わが願ひ君に会うことのみなるについでの如く為してしまひぬ
1
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もぢずり
暑さゆえ白装束にて訪へば「ああお母さんですね」家主の言ひき
2
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灰色猫
絶え間なく献花されてる県道を一瞬目を閉じ通り過ぎてく
12
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もぢずり
返事無く会ふを諦め去りしドア炎暑の東京最後のチャンスを
2
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あかる
花の名を問うても今や応えなく 君が手折りし初夏の一輪
4
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ふきのとう
亡き友と旅せし夏をふりかえり笑顔もとめてアルバムを開く
21
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詠み人知らず
群れて翔び頂より見る良き眺めさぞや愉し爽快だろう
1
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水ノ衣
自己の歌大事にせよと三浦綾子の本の一節線を引きたり
12
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詠み人知らず
早々に形見分けするお母さん、先に逝くのは悪人ですから。
2
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あかる
この道をずっとまっすく行けばいい 惑いし我に懐かしき声
4
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ノエル
永遠に そばに居たいと 思うから 伸ばすこの手に あなたを望む
8
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みなま
亡きひとの名前冠した基金今日立ち上げましたとおばより電話
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灰色猫
絶叫するならすればいい それが君のありのままなら 共に叫ぼう
10
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あかる
両の手の記憶の砂はこぼれゆく 無力な我に止める術なく
3
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詠み人知らず
握手会に出かけるボクに母さんは忘れ物よとノコギリ渡す
3
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へし切
現世に彼の世のルール持ち出せば僕には見えぬ君の姿は
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へし切
かくれんぼさがし疲れて老い白髪涙にかすむ君が面影
50
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灰色猫
約束を果たせなかった罰として 一枚の 水色の皿が叩き割られる
7
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