うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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なかしぃ卿
早起きてまだ覚めやらぬ夜明け前駅へと向かふ足取り早し
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工藤吉生
とりたてて急ぐ用事のない道のうしろから鳴る濃いクラクション
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沙久
裏切りや悲しみは君の側にいる スイッチ隠し寝たふりをして
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藍子
文学と芸術の境何処にあるまあ私には遠い世界だ
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藍子
数学のサインコサインタンジェント生きてく上で役にたってる？
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絮谷新
熟るる果の饐うる匂ひは滿ちゆきて部屋に塔影伸ぶる夕刻
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いざなぎ
うたづくり 毎日ひとつと 決めたけど 明日ふたつと 怠けるこころ
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詠み人知らず
冬はじめ猫眞つ直ぐに尾を立てて尾は口ほどにものを云ふとか
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千映
山茶花の一輪髪に飾ったら少しは可愛く想像の中
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恋葉
青空を一閃切り裂く電線が空と僕とを繋いでくれる
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西村 由佳里
海を見て猫はいったい何思う地平の先の貝を思うか
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恋葉
僕たちは空が見えなきゃさみしいよ空は僕らが見えなきゃ寂しい？
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恋葉
空は空大地は大地今日だけは大地は光空は木枯らし
3
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烏滑稽
言葉とは 心に非ず 心より 選りた思ひを 伝う術なり
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烏滑稽
吾ばかり 正しく生きて 莫迦をみる 嘆く弱者の 成したるこの世
3
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まあさ
アキコらは筆で静かに戦った 自由平等平和求めて
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桜枝巧
溜息をすくう雪色皿の上秋刀魚の背骨は黙ったままだ
4
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舞
通勤す群れゆく人のひと毎に無事に帰れと待つひとのある
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ラベンダー
洒落てみる 慣れぬ着物で 江戸気分 口をすぼめて ビードロを吹く
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灰色猫
脳みその皺一本一本を引き伸ばす原始の青を呼び覚ますため
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