うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
お借りします工事現場の仮トイレ 「ご安全に」と指導たまわり
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由良
三日月をかすめて飛行機雲が行く夕陽を浴びた金の痕跡
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栞桜
雨音に朝の目覺めを感じつつ春の始まり思はせるかな
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ことほぎ
若緑足踏み入れる暮れの春 光の道に私が落ちる
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詠み人知らず
春を待ち 果てに微睡む 徒寝 いつか卯月の 足音に醒む
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ゆうくん
一輪の 花のバトンを 枝に受け 桜の走者が 走り出す朝
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栞桜
和の民の溶け込む木々の温もりに月日重ねて我見守るる
3
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菱谷真青木
狼の記憶を見たい どこまでも続きばかりの雪原だろう
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菱谷真青木
雨の日の線路に触れてみたときの鉄の匂いが浮かぶ夕焼け
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菱谷真青木
春風に打ち砕かれた喉がぽろぽろ、ぽろぽろと崩れ毀れる。
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芳立
あづま路になごりの雪をふきはらしおくれきたれる春疾風かな
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浅草大将
大堰川かぜもはや瀬に浪くだけ花なくはなの散るあらし山
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環
鈍い青たたへて朝の浜名湖は僕らの高速道路を見てゐた
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木綿
人工のパラソルや椅子をひゅうひゅうとからかうような海からの風
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風蘭
花風が気まぐれに舞い油断した梅春衣ひらりはためく
8
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風蘭
春風は声轟かせ揺り起こし眠い額をふんわり撫でる
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ゆうくん
時を舞う やせて優しき 春の月 シロツメクサの 花びらに似て
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ゆうくん
春雨は 香りとともに 蘇る 凍れる道に 降りそそぐ陽に
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ゆうくん
約束を 風に違えぬ 花びらが 弥生あの日の 幸せを弾く
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花鳥風月
別れなど些細なことだと笑うよに残酷な程空は碧くて
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