うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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環
すこしづつともるまちの灯やまの端はとほくなりゆくほど薄くあり
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ふきのとう
田園にひばりの群れは飛び立ちてさえずる声はたゆとう中に
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香子
そびえたつＯＢの壁に垣間見るバンカーはボールのオアシスですか
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香子
快晴の青を見上げる私からＺ座標が飛び出していく
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詠み人知らず
五月晴れ 開放的な こんな日は 気球に乗って 旅してみたい
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詠み人知らず
五月晴れ 分厚い服と 一緒にね 古い自分も 洗ってしまおう
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みやこうまし
芝の上五月の御所に横たわり白き綿毛のたんぽぽ吹けり
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海生ろらび
いざ翔べと茂みを拓く風に応ふ 腐る未練を燕に載せて
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葡萄
天の糸紡ぐ女神のさだめの輪めぐりてこの夜をつぎ鳴りやまず
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うめこ
たゆたゆと月の吾が身を漕ぎてゆく久遠の波や潮の香ぞ濃き
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恣翁
やはらかく 欅の若葉 戦がせて 風ぞ 耀ふ波となりぬる
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うめこ
月立ちて重き腰かな吾が身にも地の底程の闇宿るらむ
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ゆうくん
霧深き 若葉の入り江の 奥深く 聴こえる 緑の潮騒の歌
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ゆうくん
風さやか 若葉の暦に 時を知り 緑と語る この夏の夢
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ゆうくん
風に乗り 君住む街の 青空へ 流れて消える 旅人の雲
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ゆうくん
たけくらべ 五月ゴーヤの 緑葉が 風にしるしを つけて流れて
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ゆうくん
青空を めざし緑が 走り出す ゴーヤ五月の 風を型どり
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詠み人知らず
地下鉄は川の手前で地に登り 人を吐き出し空気を吸った
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菱谷真青木
遠吠えのような咳を運ぶ春の風の流れがうろついた街
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菱谷真青木
「俺です」と呟いたって届かないそういう距離が海になります
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