うたの一覧
(カテゴリー:挽歌 並び替え:新着順)
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もぢずり
歌の題「硝子の心」のみ覚ゆ自死三万の始まりし頃
2
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もぢずり
愛惜と罪悪感のみたつぷりと密封する日々その他は薄し
1
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もぢずり
自が声か胎児の鼓動聴きにしか迷ひ断ちたる只ならぬ情
5
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由縁
実直な叔父は癌という暴れ馬に屈す 神馬奉納するも
3
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あかる
もう二度と君は還らぬこの家に私は明日も帰るのだろう
9
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ながさき
潮風に 吹かれながらの おにぎりは 優しい祖母の 面影浮かぶ
31
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うすべにあおい
救われし 命火燃えて 尽きるまでひと日ひと日を 輝かせたき
5
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詠み人知らず
人に飢え言葉に飢えて見回せば見知らぬ人がとうり過ぎるだけ
11
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紹益
夏の夜の 音と光の 競演に 心の憂さを しばし忘れる
11
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みなま
ご機嫌なあなたに今朝の庭の薔薇供えれば「うん」笑う気がした
12
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由縁
夏の朝手の平ほどの朝顔が咲いたと母の声誇らしげ
7
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みなま
ゆくひとはなにをおもえるのこされた女は越えるとでもいいたげに
8
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みなま
永年のなじみの灯りまた消えていかでこのよを過ごすべきかは
13
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詠み人知らず
どの人もあんた知ってる分かってる止めなさいもう不細工なこと
7
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紹益
イケメンだ 美女だ何とか 騒げども お骨になれば 見分けつかない
11
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詠み人知らず
筋肉も心臓も脆い青年よ 諦めなさい来世もあるぜ
12
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詠み人知らず
とめどなくながれる涙ぬぐうとき自分を少し可愛く思う
14
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浅草大将
神々のたそがれどきに渇くとも燃ゆる小川は汲む水もなし
3
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紫苑
夏たけて揚羽のかげの曳きて飛ぶうすずみの書に風のながるる
21
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あかる
君のこと大好きだって言ったのは ほんの昨日の夢のできごと
4
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