うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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いちにのパッパ
Ｔシャツに汗にじませて吸い尽くすボケたスイカは季節の区切り
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紫苑
秋分けて風の揺らせる木ぬれにし真あかき山帰来みのり初む
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善田真琴
遅かりし既に半分食べにけり雲のお皿に光る月餅
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まがね
洗濯物取り込んだ後雨が降る拳を上げてニヤリと笑う
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南 骸骨
団地群入り口塞ぐ板朽ちて東京僻地のコンビニ霞む
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とまと
足元に散らばる私の昨日まで さよなら 明日は晴れるみたいだ
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ふきのとう
雲間から光り射し込む輝きは明日への希望われに与えん
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由良
天空が落ちそうな位の大雨に猫は側溝身を隠してる
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由良
緑葉に守られるように挟まれて青い涙の雫の蕾
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舞
瀬戸内にたゆたいてゆく船あとに白く波たち風光満つ
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千葉撫子
うたうたいおしえる色は肌寒く陰を落とすも鮮やかに散る
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まがね
側溝の中で生まれた蝉が鳴く恋がしたい、恋がしたいと
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芳立
秋分けて風ふく夕はすず虫のたれを夢路にまねき鳴くらむ
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環
島じまを束ねた水上帝国の王たる黄金色の睡蓮
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環
なめらかな尾びれを見せてぬらぬらと睡蓮の間をゆく鯉のみち
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五穀米
風に揺れ白粉花の咲く夕を思い出すのはいつも早朝
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もなca
亡き父が好みて植えし緋の花は彼岸を待ちてすくと咲きおり
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風橋 平
ののはらのこぎくのかしらなでてよりそらをみあぐる風となりゐる
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風橋 平
稲熟るる風も宿るか木の蔭に郡山別停留場あり
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桜園
こぼれ種の鶏頭咲けりこの花を好み描きし子規の忌過ぎたり
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