うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
寝過ごして見知らぬ街に降り立てば 他人の顔の月が見ていた
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やさい
初春の 寒さは未だ 居坐れり日高ければ 恋しきものを
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やさい
寒空に はらはらと舞ふ はるさめの青葉をうちて 樂をなしけり
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桜園
戸をあけばほのかに梅の香りして見るにあまたの蕾膨らむ
28
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麻倉ゆえ
木星をミルクティー味キャンディにしたくなったら望遠鏡を
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海月
降り落ちた雪を踏み踏み笑い声きっくきっく、とんとん雪遊び
2
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リンダ
桜さく季節に何が待っている明日の予報は雨のち雪か
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紫草
人の気に慣れておりたり白鷺のふてぶてしくも優美な風情
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桜胡蝶
朝露に 頭を垂れた華もまた夢と微睡む儚き化身
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詠み人知らず
痛いような雨が滲み込む靴底に 怨みはないが踏みつけている
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ゆうくん
雪解けの ゆくえ示して 大寒に 咲く水仙は 冬の白さで
3
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ゆうくん
ひとひらの 雪の指先 溶けずして 水仙開く 若草の手に
1
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ゆうくん
わが耳は 冬凪ぎに聴く 海の雪 心の雪の 解ける音さえ
1
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ゆうくん
潮騒に 凍てつく星の 解ける音が 鳴る冬凪ぎの 海の彼方に
1
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鵺吉
一滴に大地は生きる 受け継がれゆく赤い血はミネストローネ
1
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みやこうまし
土色に色のかわれる枯れ落ち葉腐葉土目指し日がな朽ちゆく
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桜園
冬の海夕日の水面を照らす頃かもめ飛びかふ弧を描きて
23
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もなca
明けたるを柑子の枝に群がりてついばむ鳥のさえずりに知る
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鵺吉
街の音、すべては雪に吸い込まれ沈黙さえも消えて静けさ。
3
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まがね
三日月の船は私の車にも劣らぬ速さで夜空をかける
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