うたの一覧
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ふきのとう
窓に射す春のあかりにシクラメンの固き蕾はほこらかに咲く
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ふきのとう
まんさくの黄色き花は香りきてなもなき庭に春をよびこむ
9
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ふきのとう
ぽかぽかと春の兆しの太陽は足元さえも軽やかにする
13
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こぐまじゅんこ
スイトピーの淡いピンクをみかければ小さい春をみつけた気分
2
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詠み人知らず
難波江の社の空は天高く 「強く生きて」と小鳥さえずる
12
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樟
枯れ落ちて土となりたる緑葉はこの大木の命を支う
3
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市川春水
しあわせの色にそまりし菜の花をわたるこの風いのちつらぬく
20
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真実
ちらちらと瞬く星の在り処追うブラインド越し初雪切なげ
1
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市川春水
空しろく雲はろばろとたなびける草木もさむる春となりぬか
9
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やさい
緑濃く雪ふきあぐればかむ床にまします神のわざかとぞみる
0
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やさい
日あびて衣をひとえ脱ぎ捨てつ白き原から顔だす青草
1
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市川春水
一雨のたびにふくらむ桃つぼみ朝ごとみるが日課となりぬ
9
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深倖(白子鳩)
だんだんと日が暮れてゆく 段々と降りてく夕陽 冬の五時半
2
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深倖(白子鳩)
夕焼けの 西の彼方に富士の影ひむがし武蔵野 電車の窓より
2
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恵
粉雪よ揺るがぬ清き白色に 我の心も染めておくれよ
19
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深倖(白子鳩)
青空に 雲ひとつなき青空にひこうき雲をつくる飛行機
3
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詠み人知らず
たまゆらに過ぎ行きし日の忘られでただ西ざまの夕陽ながめり
6
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まがね
原始より星は瞬き伝えてる生まれて良かった生まれておめでと
3
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あやぽ
物言はぬ冬の欅を見あぐればいのち含みて枝眠りをり
7
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桜園
風邪癒えて放りっぱなしのパンジーをやうやく植えて胸なでおろす
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