うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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新座の迷い人
仏事前 もめ事起こり 腹が立ち 立腹堪え 墓参行くかな
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新座の迷い人
我が涙 枯れ果てたのか 出なくなり 妻を忘れて 子に諭されて
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藍子
入院し看病出来ぬ父のこと思い出す度ティッシュが山に
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び わ
乱切りのキャベツをがぶり噛み砕く妻と楽しむホテルの朝餉
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藍子
姉よりも遠くに住んでる妹は二時間かけて祖父へと見舞う
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詠み人知らず
「寝て食べて二日過ごした」葬儀から帰ってきたひとあっけらかんと
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詠み人知らず
雪消しを スコップ片手にする姉の 額に光る労働の汗
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び わ
ノビル狩り小春日和の畑道家内とぶらりあちこちさがし
10
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新座の迷い人
我妻が 目を開けて姿 見る度に 嬉しくなりて 反応望む
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新座の迷い人
物言わぬ 妻に向かいて 問いかけし 空しく思う 我が心かな
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へし切
うららかな三月上巳に初節句 雛遊びに みな ほころびぬ
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詠み人知らず
吾が両手背中に回すも撫でやるも空虚抱きしむ目線はなぞれず
7
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千映
毛むくじゃらさくらの色のどら焼きを持つ手ちょっぴり可愛く見える
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詠み人知らず
重ね見る独りへ置かぬ連なりをひとの情けを重んじる灯に
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詠み人知らず
祖父どのの昏倒の報せ受くものの勤めも笑顔も柔く絶やさず
7
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アガサ
泣く母の 手を振り切って 遊んだ夜も 今も昔も「すきだよ」母さん
7
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つきの
はまぐりをスプーン代わりに汁すくう 娘の姿は昔のわたし
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詠み人知らず
卓の上に座布団重ね高御座 吾子据え雛遊びせし母
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び わ
雛あられそなえてたのしひな祭りぼんぼりともし家内といわう
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新座の迷い人
故郷は 懐かしきもの 思うもの 肉親絶えて 淋しきものよ
8
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