うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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千映
三味線の同じフレーズ流れ来る暑さの中に 降参をする
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奏音
寂しさを 氷砂糖に混ぜ込んで 溶かしたような ほろ苦い夏
6
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恣翁
赫 火照る姐やは 息吹きの霜見草 然しも萎るな 萌ゆるを以ちて
16
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奏音
久々に構えたその手は震えててトランペットはうまく吹けない
3
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奏音
飮めなくて 砂糖とミルクでごまかした 人生のようなコーヒーの味
5
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詠み人知らず
やわらかな燈のうたが流れては重ねて奏でる焔やさしく
5
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詠み人知らず
旅立ちの前に磨きをかけた朝夏の王は角振りかざして
3
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へし切
年ごとに夏の暑さは厳しくて老い身につらき寝ねがての夜は
31
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みやた〜
ひび割れた器を土間に叩き割る、でもなく、ビニールに閉じ込める
3
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安井シンゴ
ジュピターの弦楽器の風吹きて金管沸き立つ夏雲となり
8
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灰色猫
本来は無限であった僕たちは言葉の檻に囚われている
18
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石川順一
冬瓜と思ってしまう巨大なるキュウリはとろみの中に浮かべり
13
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さへき さうじん
莫迦をやる自覚があらば「馬鹿だね」と云わるることは襃め言葉なり
5
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関山里桜
事を成す気力も湧かず怠けをりいとど暑さに朽ちゆく心
5
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関山里桜
祭囃子さざめけどよめけ我が胸ゆ人恋しさを打ち払ふため
3
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奏音
ライオンやブリキ、カカシと連れ立って「わたし」を手にする旅に出たいの
5
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奏音
「幸福の王子」を読むたび呟くの「まずはツバメを幸せにして」
4
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詠み人知らず
気になって戻ってみても今日だってやっぱりちゃんと閉めている鍵
4
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奏音
故郷を出て十年が経つうちに夏の暑さに弱くなったの
4
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千映
洋風な柄が人気の浴衣見て驚く吾の歳を感じる
8
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