うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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桜田 武
世に出でて働く娘らにふと思う世知辛き此の世生きるは必死と
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天鳥
亡き祖母を抱きしめたいと今想う記憶の中の笑顔優しく
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詠み人知らず
ひだまりの砂場にえんこしシャベル持つ吾子見守れる悲母の眼優し
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新座の迷い人
空しやな 妻に逢う度 哀れなり 植物人間 悲しく思う
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横井 信
帰るなり 捨てて良いかと 問われれば 僕の本棚 子供の部屋に
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聴雨
楽しみはダンナの留守に母屋来る嫁と厨で煮炊きする時
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び わ
子木が伸び倒れぬように見つめおりすくすく伸びよ風に負けずに
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新座の迷い人
妻見舞 氷雨降り出し 我慢して 様子を見ては 悲しく成りぬ
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新座の迷い人
メールだし 返事がなくて 悲しさよ 我が子の気持ち 分かる空しさ
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狐の子
「死に下手の病気上手」と祖母笑う そのままでいい そのままでいて
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アガサ
われ誘う艶いた声弥生空 あ、ベランダの猫入れ忘れてた！
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アガサ
水を得て魚となりし日は去りて 陵の魚は朝菜摘むらん
5
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アガサ
山里に種蒔く途を選びしは 今世に叛く狼煙でしょうか
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横井 信
小春日に 娘と歩く 梅園を 過ぎて聞こえる ウグイスは鳴く
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詠み人知らず
ぬかるんだ雪解け道を踏ん張って 柴犬お供に さあ一歩二歩！
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ふゆいぬ
あのねって話す娘は風に乗り見知らぬ土地で母親になる
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コタロー
日曜日小さな町の公園でサッカーボール蹴り會ふ親子
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夢士
春彼岸白木蓮の風にゆれ冷たき水や洗う石塔
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新座の迷い人
我一人 想い出つのり 苦い酒 妻を思いて 悲しくなりぬ
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詠み人知らず
泣き虫がもぎ取ってきた二つ目の命がはじめて外に出た日です
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