うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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深倖（白子鳩）
天つ風 くもりの空を 吹き抜けよ雨ふる景色に 突き抜くひかり
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恣翁
淀みには 羽虫ならむか 折節に小さき波紋の浮かびては消ゆ
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詠み人知らず
湖に沈んだ斧の材料の 金や銀では刃物にならぬ
11
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ppm
中秋を過ぎたりと云へど近眼の目は霞みおり満月として可
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みやこうまし
歌を練るベンチにふわり赤とんぼ共に首ふる風のしじまに
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日向猫
木の根かた ポツリ 置かれたゴム手まり揺らすそよ風日陰の憩い
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小林道憲
涼風は日暮れ時から強まりぬ 鐘の音ひときわ響き渡りて
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詠み人知らず
ぁあ友よ生きる理由は無いのです かつ死ぬための自由も同じ
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備前 大輔
死者の魂吸い陰に咲く彼岸花赤燦燦と墓の端に立つ
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鳰
沖天の波にただよう月見ればいつか夜釣りで釣り上げたかも
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コロ助
「にゃぁ」と鳴く車の下に潜り込む かわいいニャンコ君はどこ行く
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蕗子
待ちわびし秋風ぞ吹きそれぞれに団地の窓の次々と開く
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みやこうまし
木漏れ日にまだら模様の芝の上彼岸花いっき身震い立てり
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みなま
あぜみちを埋め尽くしたり彼岸花花咲き山の谷もかくやと
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詠み人知らず
墓前にはまだ魂は燃えてると赤くりんりんと咲く曼珠沙華
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みやこうまし
小羽散り夕日にきらら舞い上がる鳩飛びしあと音のもつれて
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聴雨
むら雨の訪ねし野辺の傍らの尾花に宿るは白つゆばかり
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inosann
清水港臨みて立てば目交の萌ゆる茶の畝波寄るごとし
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コロ助
泣いてるの？笑っているのか？お月様 真っ赤な顔だよ眠たいのかな？
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聴雨
一面のくがねの波のかたはらに白たへの羽と紅の花ぶさ
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