うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
納豆と卵と鯖缶 投入し 引きずりうどんの 小宇宙食う
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詠み人知らず
すき焼きに 卵をいくつ食べるのか 論争なるは 年始の風物詩
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千映
老人の三人暮らし意見合う夕餉はカレーとサラダに決まる
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山崎ふゆ彦
夜は深く雪しんしんと静けくてほのかに聞こゆ犬の遠吠え
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祈り花
薄味の里の雜煮を食みし頃生きる嚴しさ知る由も無し
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び わ
明け染めし大空めざす若鳥が弧を描きつつ我が道を行く
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詠み人知らず
折り目つき 言葉の並ぶ祖父の本 雄弁な字と会話す午後の陽
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詠み人知らず
お父さん あなたの手をね 離すのは まだ怖いからと 甘えてばかりじゃ
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祈り花
「ばあちやんのお雜煮うす味だね」と孫に云はれて亡母思ひ出す
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祈り花
家族等の集ひし春の宴にて幼なの聲の馳走となりぬ
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祈り花
抱き上げし孫の重さに驚きぬ 善きことのみを見つめて居たし
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新座の迷い人
妻危篤 写真眺めて 思いだし 回復だけを 祈るのみかな
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詠み人知らず
いぬどしで二歳におなりあそばします必死できみと並走します
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近江の人
正月の子等迎える体力を失ってゆく義姉寂しき
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千映
祝箸孫に名前を初書かせ画数多い名前に苦戦
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林林
祝箸 袋とお箸を別々に集めて下がる伯母美しき
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林林
おじいちゃん朝から炬燵に入らずに吐く息白く柔軟体操
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田中 一生
この家に引っ越してきて十二年あの頃僕は犬だったんだ
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詠み人知らず
やはらかにことはるうちに違ふ音をこころに聞けばあつき目見晴れ
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詠み人知らず
フっフーッぅフンと５てん５キロの犬の出す鼻いき冬の我がひざの上に
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